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アプリケーションについて学習する必要性

企業の大きなシステム、中規模の病院用のシステム、タブレット用のアプリケーション、ソフトウエアは様々な場面で企画され、設計、製造、そして運用されます。
各業務を司る現場から要求内容を聴取して、あるいはその場面を想定・想像して設計していく上では、IT資格を持ったソフトウエア技術者が主に担当していきますが、一般業務の現場の実務者はソフトウエア技術の内容を理解せずに要求しますから、かなり業務内容その物を理解しないと具体的内容は理解できないでしょう。

加えて、現場の人が主張する内容の他で重要なチェックポイントや目線も持ち合わせないと、不完全なシステムになってしまいます。
従って、各IT資格は当然持っていなくては従事できませんが、担当する業務内容の学習はそれ以上に必要になってきます。
論理を組み立ててゆく上でも、データーを処理してゆく行程で当然参照すべきデーターもあるでしょう。
これらを業務の担当者から全てを引き出せるとは限りません。

つまり、彼らの立場では当然のこととして認識していて、敢えて条件などとして列記しない可能性はあります。
大変難しいかもしれませんが、完全なシステムを作り上げていくには、このような資質も要求されていきます。

IT技術者に必要なこと

すこし笑い話のようになりますが、現実のことを書きます。
ソフトウエアハウスの経営者で、システム設計の長老のプロで、超大手のコンピューター会社の主催する講座の講師もできる人は、当然普段はパソコンを利用しています。
しかし、時々基本的な操作方法や、表示されるエラーの意味を解説するよう求められることが頻繁にあります。
システムを構築していく上で必須である、ビジネスモデルの構築、データーのあり方、ソフトウエア開発のあり方を教える立場の彼にとっては、パソコンの操作は全く別の世界として捕らえているようです。

説明に窮するようなごく基本的質問も含まれます。
けしてこれを揶揄しているのではなく、IT資格をもつ技術者としては、パソコンを初めとした操作の仕方、プログラムの組み立て方、論理モデルの作成の仕方などの技術だけでは不足で、それらシステムとして組みあがって実際の顧客で使われるときの流れ、チェック管理されるべき項目、データーの内容がむしろ大事だということに気がつかされます。

IT資格はこの仕事をする上で必要条件ですが、十分条件にはならない、むしろそのシステムが果たす業務内容などをしっかりと把握していないと、設計、テストなどの行程はこなせないということになります。

古い資産とその時代のIT資格のあり方

もう一昔前の大事業であった2000年問題は、コンピューターが生まれて運用されていった時代に始めて起きた、そして発足当時には現実味として想定されていなかった大問題でした。
そして、関係企業とシステム運用会社は数年前から調査、準備、分析して対策をしました。

従って、その当時は多少古い技術でしたがCobolなどの言語を使えるIT資格を持ったエンジニアが活躍しました。
また、古い資産を有効に活用をするため、Cobol言語で記述されたプログラムを現代主流で使われている言語に、殆ど自動的に変換するツールも開発され利用されていました。
一方、2000年の問題に無関係で、現在も30年前の構築当時のシステムが立派に稼動している企業もあります。
利用する端末側は現代のシステムを工夫して、視やすく使いやすくしていますが、メインフレーム側の今で言うサーバーはそのままで問題なく動いています。

しかし、これを保守できるIT資格をもった技術者は少なくなって、そろそろ現代のサーバーに置き換えて、データーベースも再構築しなおして企業の連携にも合致できるようにするためのプロジェクトが必要になってきたそうです。
これらを担当できるのは若い人では無理で、少なくとも調査、分析して基本的な設計(再設計)は、30年前のIT資格を持ったエンジニアです。

基本ソフトの変遷と資格内容の変化

現代はとてもコンピューターを取り巻く環境は整備されて、何処に居ても常にインターネットに接続できて、何時でも欲しい、知りたい情報を調べられる世の中になりました。
そして、パソコンに限らないで、携帯電話でもタブロイド方パソコンでも、極端には飛行機に搭乗中であっても可能です。
小さなコンピューターもサーバーといわれるコンピューターも、更にコンピューターを複数接続したスーパーコンピューターでも、その処理できる内容と処理速度の違いはありますが、概ね同等の事ができますね。

これは主にデーターを蓄えておいて、要求に従って情報を伝達する、そしてその指示等を行って個々にデーターの加工を行うクライアントのグループが一つの単位で、それらが相互に網の目状態につながっているのが、今のコンピューター世界です。
従って、サーバー側でも、クライアントでも処理するためのベースになるソフトウエアは基本的に同じ、類似した画面構成になって行きます。

ですから開発していくソフトウエアの基礎となるものも以前とは考え方が変わっていって、共通化されたものや、部品化されたものを利用していって、効率よく目的物を成果物として生み出していくのが現在の開発環境です。
これは大変は変化で、ソフトウエア技術者には、その必要とされるIT資格が変遷しているということになります。